夫がコンビニに行くため外出してから、1時間近く過ぎた頃、夫は戻って来ました。
夫が行ったコンビニは、家から歩いて、4、5分のところにあります。
いくら電話があったとはいえ、1時間は時間がかかりすぎます。
そして夫はいつもの夫とは違い、何となくソワソワしているような感じでした。
逆に、この時のわたしはとても冷静でした。
夫の違和感をとても不審に思った私は、今がタイミングだと思い、思い切って夫にぶつけてみる事にしました。
『あのね・・・、あなた、不倫してるでしょ?』
夫は凍りついたかのように一瞬、身が固まっていました。
私は夫のそんな姿を見るなり、元々ウスが下手な夫の事。
これは夫の不倫、不倫が事実である事を確信してしまったと感じました。
その後夫は、懸命に言い訳していました。
しかし、私は全く聞く耳持たずでした。実際、この時どんな言い訳をしていたのか全く覚えていません。
その時の夫の言い訳は、誰が聞いてもおかしいと思うほどの薄っぺらな、取り繕ったウソだったと思います。
夫が喋ればしゃべるほど、夫の不倫、不倫は事実なんだとより深く確信している状態でした。
そして私は冷静に、今まで疑いを持った事柄、友人から聞いた話し、自分がどれだけ悩み苦しんでいたかなどを夫に伝えました。
あの時の私は自分でも驚くほど、冷静に話しをしていました。
なぜそこまで冷静でいられたのか、それだけは今でも不思議です。
夫は夫で、私の話しを黙って聞いていました。
そんな私の話しを一通り聞いた夫が言いました。
『ゴメン。。。』
とうとう夫は自分の不倫、不倫を白状しました。
仮に夫の不倫が事実だとしても出来れば最後まで嘘をつき通して欲しかった・・・、そんな気持ちもありました。
しかし夫はどう思ったのか分りませんが不倫を白状した後、私に不倫の経緯を告白し始めたのです。
この時も私は冷静に夫の話しを聞くことが出来ました。
そしてこの夜は私達にとってとても長い夜になり、また、再出発の原点にもなった日でした。
この時、私が『今がタイミングだ』と感じて行動に移す事が出来て本当に良かったと思っています。
逆にもしこのタイミングを失っていたらと思うと、この後の不倫相手の行動から考えても今と同じ結果にはならなかったかもという気持ちもあるからです。